テーマ:「おばあちゃん」(出題:ぐちょん)

多くの日本人は、「おばあちゃん」といえば上記のような絵柄を思い出すのではないだろうか。 おばあちゃんらしさのキーポイントとして“着物やメガネなどの服装”、“おだんごひっつめ髪”、頭に刺さった謎の“おばあちゃん針”などがポイントとなってくる。

上記のようなキーポイントに加え、誰でもおばあちゃんのイメージはある程度持っていることから、おばあちゃんではない作品はほぼなく、おばあちゃん度の高さが勝敗を分ける要因となった。


1位:コボチャン

これは確かに昔ながらの“おばあちゃん”である。 左上に飛んでいるカモメだかトンビだかも風流で、趣のある作品

熟睡しているにもかかわらず、手に持った湯のみを落とさない健老ぶりに、あと10年は長らえそうな頼もしさも感じられる。


2位:オカダダ


なんてやさしそうなおばあちゃんだろうか。まばゆい笑顔にこちらの頬も緩みそうになるが、どこか“あの世のおばあちゃん”感があるのは、やけに薄い灰色で描かれているせい。

“おばあちゃん針”もしっかり刺さっており、 ここに強い赤をもってきたこと作品全体がキリリと締まり、高ポイントとなっている。

それにしても、このダセー着物の柄はなんだ。


3位:藤子名人


この作品にも“おばあちゃん針”が付いており、年齢としての“おばあちゃん”度は非常に高い。花柄のシャツもかわいい。

口がアリクイみたい感、たるんだオッパイの形がクッキリ感など、全体にただようゲットー臭により、性悪ババア風情になってしまったことが今後の課題となろう。

4位:ぐちょん

自身が出題者であるにもかかわらず、「おばあちゃん」と言い訳がましく書いてしまう自信のなさが多くの批判を呼んだ作品。

豪胆な筆はこびで描かれた脳みそはむき出しなうえに、“おばあちゃん針”がブッ刺さっている。さらには口が肛門状で、どうやら人間のおばあちゃんではなく、おばあちゃん宇宙人と見受けられる。

ネコ柄シャツのお茶目さが唯一の救いか。


5位:シルヴァニア


今回のお題は「おばあちゃん」であり、「魔女」ではない。早々とおばあちゃんであることを諦め、よくわからない“魔女棒”まで描いてしまった駄作といえる。

なぜか肌着が露出した胸元がムカつく作品だが、高原を思わせる牧歌的な風景にどこか心が落ち着く点だけは評価できよう。



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