テーマ:「バーチャルボーイ」(出題:シルヴァニア)
そもそも記憶スケッチなのに、「元からたいして記憶してない」テーマである。ポイントとなるのは“のぞきこむ”プレイスタイルや、“赤い”筺体、立体視を用いた“3Dゲーム”であることなどであるが、実際にプレイした経験も少ないことから、あやふやな作品が集った。 |
1位:シルヴァニア
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今回の出題者ではあるが、大胆かつ繊細な画面構成で、1枚の絵としての完成度が高く評価された。 また、今回も氏の色使いの妙がいかんなく発揮されている点も見逃せない。 |
2位:コボチャン
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本体であるバーチャルボーイは、全作品中でも最もヘタクソであり、人間の記憶のあいまいさを感じさせられた作品ではあるが、唯一迫力ある“3D”を表現し、ゲームであることを強く表現している点が高い評価となった。 また、バーチャルボーイの画面が左右で微妙に違っていたり、左下にハミ出たドットなど、芸が細かいことも好印象。 |
3位:ぐちょん
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やはりゲームといえば基本的には「子供が楽しむ」ものであり、その点を唯一表現した作品である。 ただ、本体を頭にゴムでくくりつけたことでヘッドギア感が高くなり、体から放出される電波や、妙ににやけた表情、蛍光ミドリの髪とあわせて、未来のお薬にヤラれているガキであることが伺われ、非常に教育に悪い作品といえる。 |
4位:オカダダ
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上記作品が「子供」を表現したことに対し、本作は額のシワなどから「オッサン」によるプレイを表現していることがうかがわれる。周囲にただよう臭気も含めて、不快な印象をうける作品である。 またしても言い訳がましく「ヴァーチャ」と書いているが、正式名称は「バーチャルボーイ」であり、そもそも間違っている。 |
5位:藤子名人
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表情からして、まっとうなゲームをやっているとは思えない。おそらく違法なアダルト3Dムービーだと思われる。筐体もおそらくバッタモン。 これは「記憶スケッチ」であって、「こういう機械があったらいいな」のコーナーじゃねーぞ。 |