テーマ:「長渕剛」(出題:藤子名人)

なぜか名前を聞く機会が多く、おそらく知らない者はいないと思われる「長渕剛」であるが、皆様は「長渕剛」について何を知っているだろうか。きっと、知っていることのほうが少ないはずだ。

歌手であること、ギター、ランニングシャツなど、一部のキーワードを除いて、我々は長渕に対してあまりに無知である。まして、浜田省吾や矢沢永吉との混同を避けるのもファンでなければ至難の業。

そんな長渕を鮮明に記憶できているはずもなく、勝負は混戦を極めた。


1位 藤子名人

この難しいお題で、出題者としての面目を保ち「みんなの想像する長渕」像を見事に表現した。

後ろチョビ髪や、不快な口元、グラデーションの入ったようなサングラスなどのディティールを、薄汚れたイメージにのせて描写した表現力は驚嘆に値する。

いくらなんでも小さすぎる耳さえ、「そういえば耳もこんなだった気がする」と思えてくる説得力である。


2位 オカダダ

1位のゴブリンみたいな長渕と同じ人物が描かれているとは思えない。なんて姿勢の正しい、透明感のある長渕だろうか。死んじゃった先輩の遺影みたいである。

なお、本作には下記の作品からのトレース疑惑もあがり、この作品を2位としてよいかは我々も苦慮したものの、消去法で仕方なくこの順位となった。


※オカダダ氏の「アーノルド・シュワルツェネッガー」


3位 コボチャン


本作のどこが長渕であり、どこが長渕でないのか、皆様にもぜひご一考いただきたい。

よくよく見れば、ランニングシャツや、ギターの持ち方など、実は長渕ポイントはたくさん詰まっていることに気づくはずだ。

しかし、ふんわりした髪型や、たるんだ体型、記名入りのタオルは矢沢と勘違いしており、結果として長渕好きのオッサン以上でも以下でもない。


4位 ぐちょん

ここまで読み進めてきて、さらにはこんな画像を見せられてしまった皆様の胸中は察するに余りある。

唯一、角刈り風の髪型だけは長渕の片鱗を残すものの、これを見た多くの方は「琵琶をもった魚屋さん」としか思えないだろう。そんなのこの世に存在しないのに。

ここに及んでタラコくちびるをやめられない氏の病気も、いい加減しつこい。


5位 シルヴァニア

誰にも似せようとしていないし、何者でもない。

ただただ、人を不安にさせる作品である。



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