書 籍 情 報
   

ぐちょん:
選んだ人:DJイオ

■『激男 -GEKIDAN-』



慢 画 爆 弾 レ ビ ュ ー

どうも、ぐちょんです。
DJイオさんからのボムりで感想を書かせていただきます。

今回、私が読まねばならぬ本は「肉体派コミックアンソロジー」である。表紙に「オレ、おまえとなら・・・いいぜ。プライスdown↓ラブup↑」という煽りと共に海岸(磯)をバックに見つめ合うガチムチ男が描かれておる。ジャケットからして8月の真夏日に読むのに相応しい暑苦しさである。(クーラーつけました)

所謂、ゲイ向けの本を読むのは恥ずかしながら初めてである。なので、今回の読書はミクロの決死圏、未知との遭遇、2001年宇宙の旅さながらのファーストコンタクトであり、異次元へのトリップである。

それでは、行ってみよう・・・、未体験ゾーンへ・・・。YAH!

表紙を開くと突然のゲイ映画と漫画の広告があった。なにやら、「激男-GEKIDAN-」の姉妹品(兄弟品)に「爆男-BAKUDAN-」というのがあるらしい。激男は肉体派、爆男は野郎系とジャンル分けがあるらしいのだが、何がどう違うのか考える(ググる)気力はもうすでに底をついていたのであった。

では、本編を読み進めて行こう。
11作品の1作目(11作もあるのか・・・)

■男気 / 市川和秀
風俗に一緒にいった上司と部下が、童貞を理由になぜか部下が 「オレ、童貞だからセックスどうやってやるかわからねーっす」と 上司に迫ってオッスオッスする話。

急展開すぎてちょっと茫然自失となってしまったので、気にせず次に行こうと思います。


■夏の畑でつかまえて / 吉野まつり
大学時代に合宿した思い出を胸にフラッと軽井沢を訪ねたサラリーマンが
そこで出会った農家のオジサンと恋に落ちてオッスオッスする話。

ガチムチ同士の絡み描写がちょっとハードで、すでに胸焼けが・・・・。


■これからも。これからも。 / 小日向
同棲予定のカップルが部屋を探し、オッスオッスがあると思いきやオッスオッスはない話。

インタールードみたいなモノでしょうか(それすなわち次は濃いのが来るという証なのですが)


■インコウ奥のソノ奥の / 池玲文
上司と部下が腕相撲をして負けた方が何でも言う事を聞くという設定で、
勝った部下が上司をオッスオッスする話。

タイトルといい、フェラシーンから始まる強引なカットイン手法といい、たったの8ページしかないのに濃厚なエスプレッソのような作品であった。おかげで4作品目にしてすごい疲労感である。


■誕生日-バースデー- / 竹本小太郎
ハッテン便所(!)で出会ったカップルの恋愛を描いたハッテン便所でオッスオッスな話。

なんてことだ公園の公衆便所は歴とした出会いの場だったんだ・・・。


■深夜と受難 / 井波はじめ
女に振られたから友達とオッスオッスする話。

ここまで読んできて一つ確かなのは自分の性癖に合わない性癖のメディアを読むのは相当な体力を使うということ。


■おのぼりさんとよばないで / 松武
田舎から上京した男が都会の男とオッスオッスする話。

マッチョな男同士の絡みシーンは男女の絡みシーンより勢いがあるなとは思うもののやはり、私にはその気はないのでその手の描写に慣れはしてきたが、疲労感は溜まっていくのであった。


■初物づくし / 3K
番長と図書委員が図書室でオッスオッスする話。

番長が受けで図書委員が攻めという構図が映えるというのは私にも何となくわかる。


■UP TO YOU / 大塚空
クールな上司が部下にたぶらかされる話。オッスオッスはしない。

上司部下モノが多いのと、その全てが今ところ部下が攻めなのでこの業界では部下攻めが一般的というかお約束みたいです。


■山怪異譚 / 松崎司
田舎で幽霊が見える男とオッスオッスしたらなぜか幽霊が見えるようになる話。

少ないページ数の中にSF、ホラー的アイディアを盛り込んだ意欲作のような気がしたけれど気のせいだった。


■魚屋のオッサンが。 / 内田かおる
魚屋のオッサンが高校生バイトに攻められオッスオッスする話。

長かった・・・、やっとラスト作品である。部下が攻める構図が定番っていうのはよくわかったから!


というわけで、初めてゲイ向けの本を読みました・・・。中盤から疲れて明らかにレビュー文もパワーダウンして申し訳ありませんでした。

今回よくわかったのはやっぱり、私は女の子が好き!っていう事です。
あー、おっぱい揉みて〜。

ばいびー!^^


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