今回、僕が選んだ漫画はコボチャン選の「鳥っ子倶楽部」。
いきなり全体を通しての感想を言わせていただくと
「あっそ、ふーん」である。
タイトルから察すると読む前までは鳥の生態や飼育方法を
わかりやすく漫画で読ませるものなのかな?と思っていたが断じて違う。
オムニバス形式の各作者が「ウチの子はこんなに可愛いの〜☆」
と、ただ単に自慢するだけの漫画である。マジどうでもいい。
どの漫画も総じて鳥達の心の声を
作者が代弁しているコマが多々あるが全部作者の妄想である。
以下に軽く紹介すると
オカメインコ『一緒に寝る〜♪』
メジロ『ちょっと放心・・・』
文鳥『美しいオレ・・・』
九官鳥『やらかいのがええねん』
セキセイインコ『ペットなんて所詮人気商売さ』
マジどうでもいい。
そして作者のプライベートがちょくちょく垣間見えるのだが
それも、アポロチョコ食ってるだの通販で同人誌を購入してるだの
ことごとく、マジどうでもいい。
ペットの命名センスも相当ひどくて
まりりん、黒兵乃衛、福ピー、ぴいたろう
あげくの果てには『ポチ』である。マジどうかしてる。
いや、黒兵乃衛は忍者じゃじゃ丸くんっぽいからちょっとイイ。
この本、巻末に各作者1Pずつあとがきコーナーを
設けているのだが、本編でさんざん自慢をしてきた上にさらに
その1Pにできるだけ「ウチの子可愛い」アピールを詰め込んでて
正直このあとがきだけ読めばこの本を読まないでもいいぐらいである。
とまあ感想が散々な感じだが最後に
作中で僕が一番気に入ったナイスなセリフを紹介して終わる事にする。
『九官鳥てさ、所詮カラスなの』
マジ身も蓋もない。